今にも生理きそうだけど妊娠可能性は?生理前と妊娠初期症状の違い

妊活中「今にも生理きそう」という感覚がすると、「今回も失敗した」と落ち込みがちです。
ただ、この「今にも生理きそう」という感覚は妊娠初期の感覚とよく似ているため、まだ落ち込む必要はありません。
今回は、妊娠初期と生理前の症状について紹介していきます。
生理前の感覚と似ている妊娠初期症状

生理前の感覚と似ている妊娠初期症状としては、以下のような症状が挙げられます。
- 体温が高くなる
- 眠気やだるさがある
- 下腹部痛がある
- 胸の張りがある
- 身体のむくみが気になる
- 気分が安定しない
- 食欲がない・食欲が旺盛になる
それぞれについて、詳しく紹介していくね!
体温が高くなる
妊娠すると、ホルモンの影響で体温が高くなる高温期が続きます。
そのため、普段よりも熱っぽさやほてりを感じることがあり、それに伴い汗をかきやすくなることもあります。
生理前もホルモンの影響で体温が高くなっているから、判断がつきにくいね。
眠気やだるさがある
眠気やだるさも妊娠初期と生理前のどちらにも見られる症状です。
妊娠すると、女性ホルモンであるプロゲステロンが多く分泌されます。
プロゲステロンは、妊娠を維持したり、体温をあげたりする働きがある一方で、眠気を引き起こす働きもあります。
そのため、十分な睡眠時間がとれていても眠い、頭がボーっとしてだるい、などの症状がよくみられます。
下腹部痛がある
下腹部痛も妊娠初期と生理前のどちらにも見られる症状です。
妊娠前は鶏卵くらいの大きさだった子宮は、妊娠すると数週間で一回りほど大きくなり、さらに出産する頃には、長さは6倍、重さは20倍にもなると言われています。
この子宮が大きくなり、子宮の筋肉が引き伸ばされる過程で、生理痛に似た下腹部痛を感じる人も多いようです。
妊娠初期に感じる下腹部痛は、「おなかの奥がチクチク痛む」と表現される方が多いですが、「腰のあたりが重く痛む」と感じる場合もあるようです。
痛みの強さとしては、生理痛のようにひどく痛むことはないよ。なので、もし生理痛と同じか、それ以上の強い痛みを下腹部に感じるようであれば早めに婦人科へ行くことをおすすめするよ。
また、妊娠するとプロゲステロンの分泌が活発になり、腸の動きが鈍くなることがあります。
腸の動きが鈍くなることにより、便やガスが腸内にとどまりやすくなってしまい、便秘や腹痛を感じる方も多いようです。
尚、妊娠初期の悪阻で偏食になると、便がうまく形成できず下痢になることもあります。
胸の張りがある
妊娠初期は、女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、胸が張ると感じる方が多いです。
また、妊娠期間を通して母乳を出す準備のために乳腺が発達します。
それにより、出産前には1~2カップ程度、胸のサイズが大きくなります。
生理前でも胸が張ることがあるから、判断がつきにくいね。
身体のむくみが気になる
身体のむくみも妊娠初期と生理前のどちらにも見られる症状です。
妊娠すると、女性ホルモンが多く分泌されます。
むくみに関連するプロゲステロンも多く分泌されるため、普段よりむくみを感じることが多くなります。
個人差があり、顔に症状が出やすい人や下半身に症状が出やすい人などまちまちだよ。
気分が安定しない
生理前でもよく見られる症状ですが、妊娠初期にもホルモンバランスが急激に変化するので、精神的に不安定な状態になりやすいです。
感情のコントロールがしにくくなり、それまで気にならなかったことでも気に触ってイライラする、気分が落ち込みやすい、などの症状が出ることもあります。
食欲がない・食欲が旺盛になる
食欲の変化も妊娠初期と生理前のどちらにも見られる症状です。
妊娠初期は胃腸の動きが鈍くなり、消化不良を起こしやすくなって食欲不振になることがあります。
食欲がないときは無理せずゆっくり食べる、水分をしっかり摂ることを意識しましょう。
逆に、食欲が旺盛になる方もいます。
その場合は、食べすぎると体重が過剰に増加してしまうので、気分転換などをして調整を心掛けましょう。
妊娠初期に特有の症状

次に、生理前にはなく、妊娠初期に特有の症状について紹介していきます。
妊娠初期に特有の症状としては、以下のような症状が挙げられます。
- 生理予定日を過ぎても体温が高い
- 着床出血がある
- 生理がこない
- 妊娠検査薬で陽性反応が出る
それぞれ詳しく紹介していくね。
生理予定日を過ぎても体温が高い
妊娠初期に特有の症状の一つとして、生理予定日が来ても体温が下がらず、高温期が続くことがあげられます。
一般的に生理周期は、低温期と高温期に分かれており、排卵日前後で体温が上昇し、生理が始まる3〜4日前から体温が下がるとされています。
妊娠した場合は体温が下がらず、通常よりも長く高温期が続きます。
着床出血がある
着床出血も妊娠初期に特有の症状の一つです。
着床出血とは、受精卵が着床する際、子宮内膜が傷ついて起こる少量の出血です。
生理と間違えやすいですが、出血量は少なく、1~2日程度で止まることがほとんどです。
ただ、着床出血は必ず起こる訳ではなく、症状が起こる確率は4人に1人の確率よりも低いと言われているよ。
生理がこない
普段から生理周期が安定しており、生理予定日を1週間以上過ぎても生理が来ない場合には、妊娠を疑います。
基礎体温を記録している場合は、高温期が16日以上続く場合に妊娠の可能性があります。
生理周期はストレスなど少しの変化で遅れることもあるから、焦らずに対応しないといけないね。
妊娠検査薬で陽性反応が出る
妊娠検査薬は、受精卵が着床することで分泌されるhCGと呼ばれるホルモンを感知することで妊娠しているかを調べます。
ただ、早い段階で妊娠検査薬を使用してしまうと、このhCGホルモンがまだ尿中に含まれてないため、正しく判定することができません。
このホルモンは、妊娠4週目ごろから尿に含まれるようになります。
そのため、妊娠4週目、つまり生理開始予定日から1週間後頃が、妊娠検査薬を使用するタイミングとなります。
もし、妊娠検査薬を使って陽性が判明した場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
産婦人科では、異常妊娠でないかを検査してもらえます。
また、妊娠初期は、赤ちゃんにとって大切な器官を形成する時期なので、順調に成長できているかの確認はとても大切です。
生理前と妊娠初期症状の比較

ここまで紹介してきたそれぞれの症状について、以下の表にまとめてみました。
参考にしていただければ幸いです。
| 症状 | 生理前 | 妊娠初期 |
|---|---|---|
| 眠気やだるさ | 〇 | 〇 |
| 下腹部痛 | 〇 | 〇 |
| 胸の張り | 〇 | 〇 |
| 身体のむくみ | 〇 | 〇 |
| 気分が安定しない | 〇 | 〇 |
| 食欲がない・食用が旺盛になる | 〇 | 〇 |
| 生理予定日を過ぎても体温が高い | × | 〇 |
| 着床出血がある | × | 〇 |
| 生理がこない | × | 〇 |
| 妊娠検査薬で陽性反応 | × | 〇 |
※〇:症状が起こる可能性がある ×:症状は起きない
妊娠初期だと思ったら気をつけるべきこと

自分の症状から妊娠初期の可能性があると感じたら、普段の生活で、まず気を付けるべきことは以下の通りです。
それぞれ詳しく紹介していくね。
たばこをやめる
妊娠中の女性の喫煙は、早期破水や前置胎盤、胎盤異常、早産、低出生体重などの異常を引き起こす要因になるといわれています。
また、出生後に乳児突然死症候群(SIDS)を引き起こすリスクが高くなることも指摘されています。
さらに、妊婦本人が喫煙しなくても、周りの人の喫煙によってたばこの煙にさらされる「受動喫煙」についても、乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因となる他、低出生体重や胎児発育遅延との関連も指摘されています。
女性の喫煙・受動喫煙の状況と、妊娠出産などへの影響 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
自身の喫煙はもちろん、パートナーの協力も必要だね。
お酒をやめる
妊娠中にお酒を飲むと、消化管から吸収されたアルコールが血中に移行し、胎盤を介して赤ちゃんに送られます。
母親の飲酒によって赤ちゃんに様々な影響が及ぶことを「胎児性アルコール症候群」と言い、低体重や奇形、ADHD、脳障害などのリスクになるとされています。
飲酒量に比例してリスクも増えますが、短期間の飲酒であってもリスクはあります。
また、妊娠初期は、よりリスクが高くなりますが、妊娠全期間を通して何らかの影響が出る可能性があります。
アルコール依存症の母親を持つ子どもにおけるFetal Alcohol Spectrum Disorders(FASD)についての研究 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
胎児性アルコール・スペクトラム障害 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
お酒を飲みたくなったら、アルコール0.00%のノンアルコール飲料で代用するのがおすすめだよ。
妊活中や妊娠中におすすめのノンアルコール飲料については、こちらの記事で紹介しておりますので興味がある方は覗いてみてくださいね。
カフェインを控える
妊娠中にカフェインを摂取しすぎると、出生時に低体重のリスクが上がる他、将来、赤ちゃんの健康リスクも高くなる可能性が指摘されています。
そのため、妊娠中や妊娠を予定している場合は、コーヒーならマグカップ2杯程度に制限すべきだと言われています。
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、エナジードリンクなどにも含まれているから注意が必要だね。
カフェインレスのコーヒーや紅茶などで置き換えるのもおすすめだよ。
妊活中や妊娠中の飲み物については、こちらの記事で紹介しておりますので興味がある方は覗いてみてくださいね。
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薬の服用は医師に相談する
一般的に、妊娠のごく初期(受精してから2週間くらいまで)に飲んだ薬の多くは、赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。
しかし、それ以降の妊娠初期は、赤ちゃんの脳や神経、心臓などの重要な器官が形成される時期なので、薬の服用は十分注意する必要があります。
ただ、妊娠中に薬の服用を我慢しすぎて体調不良を放置していると、病気が悪化し、かえって赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともあります。
妊娠していることを医師に伝え、妊娠中でも安全に服用できる薬を処方してもらいましょう。
風邪や感染症に注意する
妊娠中は免疫力が下がるため、風邪やインフルエンザをはじめ、感染症にかかりやすくなります。
また、免疫力が低下することで、妊娠前なら軽い症状で済んだような病気も重症化しやすくなります。
さらに、感染症の中にはおなかの赤ちゃんに影響を及ぼすものもあるので、普段以上に注意しましょう。
激しい運動は控える
妊娠超初期~初期は流産しやすいので、心拍数が上がるような激しい運動は避けましょう。
また、転倒の危険性があるスポーツも避け、気分転換程度にウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行いましょう。
身体を温める
妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化することでストレスを感じやすく、自律神経にも影響が出やすくなります。
自律神経は体温調節の役割も担っているため、妊娠中は季節に関わらず体が冷えやすくなります。
体が冷えると血流が悪くなり、悪阻やむくみ、倦怠感を感じやすくなる他、子宮の血管が収縮して、お腹の張りを誘発する原因になると言われています。
日頃から湯船につかるなど、身体を温めることを心掛けるといいよ。
葉酸を摂取する
葉酸は、妊娠中に意識的に摂取するのが望ましいとされている栄養素です。
ビタミンB群の一種であり、ビタミンB12と共に赤血球を作る働きがあるため、妊娠中の貧血対策になります。
また、葉酸を摂取すると神経管閉鎖障害の発症リスクが低減されることが明らかになっており、胎児の健やかな成長にも役立ちます。
厚生労働省では妊娠中の女性に対し、日頃の食事からの摂取に加えて、栄養補助食品から1日あたり0.4mg葉酸を摂取することを推奨しています。
葉酸は、体内での蓄積性が低い栄養素なので毎日摂取するのが効果的だよ。
厚生労働省_神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について
葉酸については、こちらの記事で詳しく紹介しておりますので、興味がある方は覗いてみてくださいね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
生理前の感覚と似ている妊娠初期症状。
「今にも生理きそう…。今回の妊活も失敗かな…。」そう思っている方も、実際に基礎体温が下がって生理が始まるまでは希望を捨ててはいけません。
まだ妊娠している可能性は十分あります。
ストレスを感じ過ぎず、妊娠していることを期待しましょう。
よい結果に繋がることを願っています。