妊活中、妊娠しなかったからこそやってくる月経期には、落ち込むことが多く、焦りや不安ばかり募ってしまうものです。
しかし、月経期は次の妊娠に向けて準備を行うとても大切な時期でもあります。
そんな妊活中の月経期を上手く乗り越える過ごし方を紹介していきます。
妊活中の月経期における身体の変化
妊娠が成立しなかった場合、月経期に突入します。
月経期に突入すると、下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌量がわずかに増加し、その刺激によって3~30個の卵胞が成長を始めます。
月経期間中、これらのうちの1つだけが大きく成長し、主席卵胞となります。
その後、月経期を終え、成長を続けた卵胞が排卵を待つ成熟卵胞となります。
妊活中の月経期を上手く過ごそう
妊活中に月経がくるということは、妊娠しなかったことを意味します。
妊娠のための活動がやり直しになるため、この時期は落ち込む方が多いものです。
そのうえ、生理中は生理痛や頭痛といった身体的負荷も大きくなるため、心身共にストレスを感じてしまう時期だと言えます。
しかし、落ち込んでストレスを溜めてしまうと、ホルモンバランスが崩れる原因となり、妊活に悪影響を与えてしまうこともあります。
そのため、次の妊活を妊娠に繋げるためにも、妊活中の月経期は上手く過ごしたいものです。
ここからは、そうした妊活中の月経期の上手な過ごし方についてご紹介していきます。
妊活中の月経期の過ごし方
たまには好きなものを食べる
妊活中は食事内容にも気をつかうものです。
生ものやスイーツを控えるなど、色々我慢されている方が多いのではないでしょうか。
そんな我慢を解放し、生理中や生理直後の妊娠の可能性がない時期に、これまで我慢してきた好きなものを食べて頑張った自分にご褒美をあげましょう。
ただ、月経期には胃腸の働きが低下しがちであるため、長期的に好きなものを食べ続けるのではなく「我慢しない日」をつくるなど、身体に負担をかけないよう工夫しましょう。
また、月経期間中は、子宮内膜が剥がれ落ちることに伴う出血で、鉄不足に陥ることが多いです。
そのため、十分な鉄分(牛肉、ほうれん草など)を、吸収されやすいようにタンパク質やビタミンと一緒に摂るのがおすすめです。
運動や趣味を楽しむ
妊娠すると、激しい運動は控える必要がありますが、妊娠の可能性がない時期は、体を好きに動かすことでストレス解消効果が期待できます。
また、ヒールの高い靴を履くなど、今しかできないファッションで気分転換をする、遠出をしてリフレッシュするなども効果的です。
ただ、生理中なので無理のない範囲で楽しみましょう。
感情を適度に発散させる
妊活をしている人にとって「生理が来たからといって落ち込み過ぎると良くない」というのはある意味で残酷なものです。
ずっと頑張ってきて、祈り続けてきたことが失敗し、すぐに次に気持ちを切り替えられる人なんていません。
一時的にネガティブな感情になることは自然なことだと考え、感情を無視する、制御しすぎることなく、まずは自分の感情を受け止めてみましょう。
大切なのは、その感情を長引かせてしまわないことです。
人によって方法は違うと思いますが、とことん落ち込み切る、人との楽しい会話で笑うことや夫婦間のふれあいを通して気分転換をするなど、少しずつその感情を発散させていきましょう。
身体を温める
月経期間中、子宮や卵巣では劇的といっても良い程の大きな変化が起こっています。
特に月経開始から3日目あたりまでは、下腹部に強い痛みを感じる人も多いでしょう。
子宮や卵巣が冷えてその働きが低下することは、妊娠にとっても好ましいことではありません。
そのため、身体を温める工夫をして冷え対策を行ないましょう。
具体的な冷え対策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 入浴はシャワーで済まさず、ぬるま湯の湯船に半身浴で30分以上浸かる
- 腹巻き、レッグウォーマー、カイロなどを活用して身体を温める
- 冷たい食べ物や飲み物は控える
睡眠をしっかりと摂る
女性の場合、生理周期で睡眠時間も変わってきます。
女性ホルモンの影響によって、排卵前は睡眠時間が短く、生理前や生理中、妊娠初期には長くなる傾向があります。
睡眠が不足するとホルモンバランスが崩れてしまうので、眠いときはあまり我慢をせず、ゆっくりと休息をとるようにしましょう。
また、睡眠の質を上げて熟睡するためには、1日の体温変動を意識すると効果的です。
毎日体温は1度くらいの幅で変化しています。
就寝時間の約19時間後が最も体温が高く、就寝後約4時間で最も低くなります。
そのため、例えば、午前0時に眠るのであれば19時がもっとも体温が上がる時間となります。
このタイミングに体を動かしてさらに体温を上げておくと、心地いい疲れも手伝って熟睡することができます。
各月経周期について
ここからは、各月経周期の特徴について紹介していきます。
月経期
ここまで紹介してきた月経期ですが、妊娠が成立しなかった場合、この時期に子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに体外に排出されます。
また、プロゲステロンとエストロゲンの分泌が急激に低下し、身体に様々な変化が生じます。
体温が下がることによって、体全体の血行が悪くなり、冷えや頭痛、胃の痛み、生理痛を感じることや、生理の出血によって貧血気味になり、身体がだるくなることもあります。
身体の調子が不調になるため、心も憂鬱になりやすい時期です。
また、血行不良でくすみやくまが出やすくなります。
しかし、生理が終わりに近づくと、卵胞ホルモンの分泌が始まり、落ち込んだ気分から脱出していきます。
卵胞期
月経期が終わると、卵巣の中の卵子のもととなる原始卵胞が成熟する卵胞期へと入ります。
成熟卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)がたくさん分泌されるため、その影響で子宮内膜が徐々に厚くなります。
この時期は、エストロゲンの分泌が最も盛んで副交感神経の働きも活発になるため、気分は安定します。
また、新陳代謝が活発になるため、血行が良くなり肌の潤いや髪のつやも増し、心身共にポジティブになれる時期です。
排卵期
排卵前後数日間の排卵期には、脳から排卵を促すホルモンが放出され、成熟卵胞から卵子が排出されます。
この卵子の排出を排卵と呼び、排卵された卵子と精子が出会って受精すると、妊娠する可能性が高まります。
精子を迎える準備で子宮頸管粘液も変化するため、おり物が水っぽく糸を引くようになるのも特徴です。
基礎体温は、一度少し下がってから上昇し、高温期へ移行します。
また、この時期には、ホルモンバランスの急激な変動により、気持ちの起伏が激しくなることがあり、気分はだんだん不安定になっていきます。
さらに、エストロゲンの分泌が少なくなることで肌の調子も不安定になり、肌表面の皮脂分泌が増えてきます。
黄体期
黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、その作用で子宮内膜はより厚く、妊娠に適した状態になります。
胸のはりや痛み、便秘や眠気に襲われるなどの不調が出ることがあります。
また、プロゲステロンの影響で、怒りっぽくなる、やる気が出ないなど、不安定な精神状態になりやすい時期です。
さらに、黄体ホルモンの影響で、体温が上昇して体内に水分を溜め込むため、むくみやニキビができやすい時期でもあります。
血行が悪くなりがちなので、くまやくすみが目立ちやすくもなります。
まとめ
妊活中にやってくる月経期に、落ち込んでしまうのは仕方がありません。
ただ、月経期は次の妊娠にとって大切な時期でもあるため、お伝えしたような過ごし方で適度に気分転換をしてみましょう。
自分の身体や気持ちを大切にし、できるだけ笑顔でゆったりとした時間を過ごすことが妊活にも良い影響を与えるはずです。
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